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14.その他(3)

口呼吸をしていませんか?  田中希代子

 皆さんの周りに口がいつもぽかんと開いたままになっている人はいませんか?
 このような人は口や唇の周りの筋肉や舌の筋肉が低下している可能性があります。 舌の位置は上あごにぴったりとくっついている状態が正常なのですが、 舌を上あごに押し付ける筋肉の力が弱いと、舌が下がってきて口の中を空気が通り、口で息をするようになります。 口呼吸をすると、口の中が乾燥してしまうため、免疫力が低下し、歯ぐきの病気や虫歯が進行し易くなります。 また、風邪などもひき易くなり、集中力も低下すると言われています。 口呼吸を改善するための筋肉トレーニング法をMFTと言います。
 気になる人は一度主治医の先生に相談してみると良いでしょう。

歯のレーザー治療   松割 聡

 レーザーは1秒間におよそ1兆回以上も振動するエネルギーの強い光で、 CDやバーコードなど、身近なところで多く使われています。 医療分野でも、外科・眼科・皮膚科などで治療に使われており、歯科の分野では、 虫歯の予防や治療、歯肉などの軟組織の切開、歯周病(歯槽膿漏)、 口内炎、歯の知覚過敏の治療、歯肉の黒ずみ(メラニン色素沈着)の除去などに使用されます。
 最大の特徴は治療時の痛みが格段に少なく、傷の直りが早いことです。 残念ながら、高価な機器のため導入している委員は少なく、 治療内容によっては保険適用されず自費診療となる場合がありますので、歯科医師にご相談のうえ受診ください。

リップシール   田中 道生

 通常、人は口唇を閉じて(リップシール)鼻で呼吸します。
 しかし、常に口を開けていると、口の周囲の筋肉(口輪筋)が弱くなります。 この筋力の減少を補うために、他の筋肉が過剰に働き、全体の筋肉のバランスが悪くなります。
 成長期にこの状態が続くと、口の形だけでなく、歯並びやあごの骨の形まで悪くなります。 また、長期にわたって口で呼吸すると、歯肉が常に乾燥状態におかれ、 組織の抵抗力が弱くなり歯肉炎の原因にもなります。
 常に口唇を閉じるリップシールを意識しましょう。 口呼吸は本人が自覚していない場合が多いので、家族の観察と注意が大切です。

ドライマウス   若林 学

 「ドライマウス」と言う言葉がテレビやマスコミで取り上げられています。 これは別名「口腔乾燥症」と呼ばれており、中年から高齢者に多く見られ、 口の中で唾液分泌の低下が起こり摂食や嚥下が困難になることです。
 人は加齢と共に身体の機能が低下し高血圧や糖尿病、 心臓疾患に罹患することは避けられないことかも知れません。 そしてこれらに対する長期的な薬物投与やストレスが原因の1つと考えられています。 歯科的治療は一般に生活指導、投薬内容の検討および口腔粘膜の湿潤のケア等を行います。 また、保湿成分と唾液分泌を促進させるキシリトールが配合されたスプレーも販売されており、 安価で常時持ち運びできるメリットもあります。
 「乾き」と言うストレスから開放されるためにも一度、歯科医師とご相談ください。

歯の噛み合わせのおはなし  大矢啓史

 大人の人で、標準上下28本の歯が、上顎、下顎それぞれ隣の歯と接触し、 咬合平面(実際は球面)を境にして、上下の歯が並んでいるのが、噛み合わせです。 顎の運動はこの平面に沿って滑らかに動きます。
 ところが、早期に歯を失いますと、抜けた隣の歯の倒れこみや、 抜けた歯の噛む相手の歯の挺出などがおこり、平面が崩れ、スムーズな動きが出来なくなります。 それにより、口が開けにくくなるなどの症状(顎関節症)をおこすことがあります。 また、生まれつき、歯並びが悪く、顎の運動に制限がある方もいます。
 歯並びが悪いと、歯が磨きにくく、虫歯や歯周病の問題もでてきます。 歯科補綴、矯正、外科など総合的な診断が必要です。

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