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3.予防全般(1)

歯のチェック  豊後 健太郎

 歯を噛むことで、分泌される唾液には、さまざまな働きがあり、 発ガン物質の毒性を弱める効果もあることがわかっています。
 歯の噛み合わせと脳の血管障害との間にも関連があるといわれています。 歯を失うと噛めないのはもちろん、全身の健康にも大きく影響してくるものです。 一本でも多く自分の歯を残すために、正しいケアを今日から始めましょう。 また、予防や早期発見には定期的な検診が欠かせません。

家族でチェック  井殿 由紀

 学校健診の場で、小学生にも歯肉炎や歯石沈着を見る事があります。 特に小学校高学年頃より増加しているようです。 幼児期には歯みがきをチェックしていた保護者の方も、子供の年齢があがるにつれ、 その機会が少なくなってきます。丁度小学校高学年を境に、口腔内の自己管理に差が出始めるようです。
 歯垢や歯石のつきやすさは、唾液の性状、食物の嗜好、歯並びなどにより、人それぞれ違います。 ですから、自分の磨きにくい場所や磨けていない場所を知る事が大切です。 歯垢染め出し剤も手に入りやすくなりました。今一度、御家族で歯磨きをチェックしてみましょう。

お口は全身を健康に保つ器官  尾崎 司

 私たちの口の中には、300種類を超える細菌が歯やその回りに何億も存在しています。 これらの細菌は、虫歯や歯を支えている骨を溶かす歯周病の原因です。 これらの細菌は、口の中の病気だけを引き起こすと考えられていました。
 歯の回りに増えたこの何億もの細菌は、炎症を起こす物質を生み出します。 そしてこれらの物質あるいは一部の細菌は、血管を通じて全身の各器官に広がります。
最近では、この物質、あるいは器官に直接到達した一部の細菌が体の病気にも関わっていることが分かってきています。 例えば、肺炎、血管系の病気、心臓病、糖尿病、低体重児出産の原因などです。
これらの病気から体を守る為に、歯の回りの何億という細菌を取り除くこと=プラークコントロールが大切です。

定期健診のすすめ  井殿 由紀

 最近では、虫歯や歯周病の治療がすべて終わり、 健康になった歯を守っていく『予防』が大切とされるようになってきました。
 予防で一番大切な事が、自分自身で行うプラークコントロールです。 そして、これが十分であるかどうかのチェックが、歯科定期健診です。 定期健診では歯科検診、歯磨きの良否、歯垢歯石除去、専門的な歯科クリーニング、フッ素塗布などを行っています。
虫歯や歯周病で歯を抜くことが多い今、そうならない為に、 定期健診で現在の口の中の危険度を調べ、効果的な予防プログラムをたてて実践し、 一生涯自分の歯でかめるよう努力していきませんか。

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