あなたの歯の健康を守るため・・・
あなたの歯の健康を守るため、毎日の暮らしの中での心がけや、定期検診で予防しましょう。
1.歯周病
歯周病には、歯肉炎と歯周炎があります。歯肉炎は歯肉が赤く腫れ、りんごを噛んだりすると出血します。 歯の表面にはプラーク(歯垢)や歯石が付いていますがまだ歯周組織は破壊されていません。 歯周炎になると出血しやすく膿が出て口臭が強くなり、歯肉が下がって歯根が姿を現します。 また歯周組織が破壊され歯が揺れ動き物が噛めなくなります。歯周病は食生活に気をつけて定期的に検診することによって予防する事が出来ます。 |
三田市歯科医師会:岸 和久 |
2.フッ素と歯
フッ素を塗ると歯が強くなると、聞かれた方は多いと思います。 昔日本には、お歯黒という習慣がありました。 江戸時代は女性が結婚すると歯にタンニンを塗って黒くするのがファッションだったのです。 これは妊娠中や出産の時期に虫歯から歯を守る意味もあったようです。 実はフッ素にもタンニンと同じように歯を強くする作用があります。 フッ素は決して歯を治す薬ではありませんし、絶対に虫歯にならない薬でもありません。 歯磨きなどの日頃の虫歯予防の努力と併せて使用してはじめて効果が得られるものです。 歯科医師に相談して正しく活用しましょう。 |
三田市歯科医師会:福田 俊明 |
3.顎関節症
「顎関節症」ってご存知ですか? あまり聞き慣れない言葉ですが、顎の運動時の関節の痛み、顎の関節の雑音、
顎の運動障害を主症状に慢性に経過する症候群を顎関節症といいます。
最近では、子供にも見られるようになったことから、学校検診でも診査の対象となっています。 原因には、顎の筋肉の弱さ、姿勢の悪さ、噛み合わせのズレなどがありますが、まだまだ未知の部分も多いようです。 予防には、まず顎を鍛え、悪い姿勢を直すことが大切です。 そして、最初の3つの症状がある場合には、一度歯科医に相談してみて下さい。 |
三田市歯科医師会:奥舎 良清 |
4.口腔ケア
お年寄りの日常生活での最大の楽しみは美味しい食事です。
寝たきりになったり障害があると、口の中をきれいに清掃できくなり、食物のカスやよごれがたまります。
その結果ムシ歯になったり、歯がグラグラしてきて、義歯の調子も悪くなります。
口の中が不潔になると、重い病気になることもあります。 市と協力して訪問診療を行い、口の中の清掃や義歯の修理をしておりますので、近くの歯科医に相談して下さい。 |
三田市歯科医師会:大槻 栄人 |