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歯のチェック 豊後 健太郎 歯を噛むことで、分泌される唾液には、さまざまな働きがあり、発ガン物質の毒性を弱める効果もあることがわかっています。 咬合誘導について 田中 希代子
咬合誘導とは、成長期の間に、顎の成長を妨げている要因を取り除いたり、積極的に永久歯の生える隙間を作ったりして正常な永久歯列へと導くための治療です。
つまり、永久歯歯列矯正の予防的治療と考えていただいてよいでしょう。 『みにくいアヒルの子』時代 小寺 修 子供さんが小学校へ上がった頃、上の前歯の真中が開いて外向きに生えてきたと、びっくりされる親ごさんがいらっしゃいます。
実は、上の前歯4本は熊の手のように間が開いて、すきっ歯で生えてくるのが正常です。
この時期を『みにくいアヒルの子』時代と呼びます。これはあとから生え代わる犬歯のスペースを確保するためで、
犬歯が生えることによって自然と隙間が閉じてゆきます。 リップシール 田中 道生 通常、人は口唇を閉じて(リップシール)鼻で呼吸します。 歯の噛み合わせのおはなし 大矢 啓史大人の人で、標準上下28本の歯が、上顎、下顎それぞれ隣の歯と接触し、咬合平面(実際は球面)を境にして、上下の歯が並んでいるのが、噛み合わせです。 顎の運動はこの平面に沿って滑らかに動きます。 ところが、早期に歯を失いますと、抜けた隣の歯の倒れこみや、抜けた歯の噛む相手の歯の挺出などがおこり、 平面が崩れ、スムーズな動きが出来なくなります。 それにより、口が開けにくくなるなどの症状(顎関節症)をおこすことがあります。 また、生まれつき、歯並びが悪く、顎の運動に制限がある方もいます。 歯並びが悪いと、歯が磨きにくく、虫歯や歯周病の問題もでてきます。 歯科補綴、矯正、外科など総合的な診断が必要です。 矯正治療 生田 直 矯正装置を付けている人を見かける機会が多くなりました。
凹凸であった歯が何年かのうちにきれいになるのを見かけたことがある人も多いと思います。
歯を動かすことはマジックでも何でもなく、歯が本来もっている性質を利用しているだけなのです。
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